ネコとナマコの映画レビュー!(第5回)「ダークナイト」
茶番
ショー:あー、あー。(ダミ声)
アン:ああ、今度こそ壊れたか…
ショー:壊れてなどいない。(ダミ声)
アン:じゃあ何?クリスチャンベールのモノマネ?
ショー:そうだよ。(便乗)(ダミ声)
アン:その声でそのネタ言うと違和感がすごいわね。にしてもなんで急にそんなことしだしたのよ。
ショー:それはだn…(ダミ声)あー。もう限界!よくあんな声出せるな!クリスチャンベールも声優さんも!(元の声)
アン:ほんとそうよねー…ってそうじゃなくて!なんでそんなことしてるのってきてるのよ!答えなさいよ!
ショー:タイトル見ればわかるでしょそんなこt
アン:(バキッ!)
ショー:流石に殴りすぎじゃない⁉︎
アン:仕方ないでしょ!あんたがそんな事言ったら紹介の質問がやりづらくなるじゃないの!
ショー:ってあのナマコに言わr
ナマコ:わああああ!ああああああああああ‼︎
アン:あいついっつも叫んでるわね。
ショー:前回あいさつサボったくせn
ナマコ:わああああa(バキッ!)
アン:良い加減にしなさい!
作品紹介
アン:で、大体検討はついてるけど、今回紹介する映画は?
ショー:それはだね!
アカデミー賞の八部門にノミネートし、二部門を受賞した、映画史における最高傑作の一つ!「ダークナイト」です!
アン:この映画が一番好きな映画って人も多いんじゃないかしら。
ショー:そうだね。というか、紹介の質問ってこれか!
アン:そうよ。
ショー:「そうよ。」じゃないでしょ!
アン:じゃあ何よ?
ショー:そこは「そうだよ(便乗)」でしょうが!
アン:そんなとこだと思ったわ。それで、あらすじは?
ショー:あらすじはね、
「バットマン」こと大富豪「ブルース」は、街の警官「ジム」を始めとした様々な人々の協力の元、治安の悪いゴッサムシティの平和を、時には非合法的とも言える手段で守っていた。そんなある日、街に、有能かつ正義感に満ち溢れた検事「ハービー」がやってくる。ブルースは、想いを寄せていた「レイチェル」がハービーと付き合っていることもあり注目し、調べる内に、ブルースはマスクをつけず、合法的に悪を裁くハービーこそ、ゴッサムに必要だと考える。そんな中、「ジョーカー」という男が街に現れ、様々な犯行をしたのち、「バットマンが正体を明かさなければ毎日人が死ぬ」と宣言するが、バットマンは非合法な手段をとっているので、正体を明かせば逮捕され、ゴッサムの平和を守れなくなってしまう…しかし容赦なく殺人を続けるジョーカー。街の人々が不満を抱える中、ブルースはどうすればいいのか葛藤する…
って言う話。
アン:とても引き込まれる作品だから、是非見てね!
小話
ショー :この映画の話をする上で欠かせないのは、なんといってもジョーカー役のヒースレジャー!今作の彼ほど素晴らしい演技をした役者は滅多にいないだろうね。
アン:アカデミー助演男優賞を受賞したあの演技ね!彼のすごい所が、セリフによって変に声の高さを変えたり妙な緩急をつけることで、「狂人」って感じを出してるのよね!あの演技はそうそうできるものじゃないわ。
ショー:他にも、身振り手振りをとても独特なものにしたりと、あらゆる所でジョーカーの「狂ってる」って感じを出してるんだ!そんなレジャーの役作りには、逸話があってね!
アン:へ〜!どんな役作りをしたの?
ショー:まず、サイコパスについての文献を読み漁って、精神異常者の思考などを完璧に学んだんだ。
アン:あの「狂人」っぷりはそこから来てたのね…
ショー:さらに文献で「サイコパスには話し相手がいない」という事を学んだレジャーは、なんとロンドンのホテルに6週間閉じこもって練習したんだ!
アン:え、えぇーっ!
ショー:他にも、「ジョーカーならこうするだろう」と、自分で考えた演出をクリストファーノーラン監督に提案していたんだ。
アン:へー。例えば?
ショー:「ジョーカーは道具を使ってメイクしないだろう。それに、自分でメイクをするだろう。」といって、手で直接メイクしたんだ。
アン:劇中手に付いてた白いものってメイクの塗料だったのね…
ショー:役作りの凄まじさがわかるものがもう一個あってね、ホテルに閉じこもっていた時にレジャーは日記をつけていたんだけど、日記には、「レジャーの日記」じゃなくて、「サイコパスの日記」が書いてあったんだ!どういうことかわかる?
アン:ええ…けど、そんなことになってレジャー本人は大丈夫だったの⁉︎
ショー: …大丈夫じゃなかったんだ…本作の公開前にレジャーは、睡眠薬の過剰摂取で亡くなってしまうんだ…
アン:それは、私も知ってるわ…
ショー:あまりの役作りの結果、肉体も精神もボロボロになってしまったレジャーは、睡眠薬を使わなきゃ眠れなくなってしまったんだ。そして、薬の副作用である中毒性によって、過剰摂取に至ってしまうんだ。
アン: …命を懸けて演技をしたからこそ、あんな素晴らしいものが出来たのね…
ショー: …テンション下がっちゃったけど気を取り直していくよ。
レジャーの演技以外にも、「ブルース役のクリスチャンベイルは、バットモービルが気に入って撮影が終わったら買おうとしていた」とか、話したいことがいっぱいあるんだけど、例によってすごい長さになっちゃうからここまで!
感想
アン:気を取り直して、今回の感想は?
ショー:じゃあ、言っていくよ。
前述のとうりレジャーの演技は素晴らしいし、他の俳優さんも登場人物の感情をとても上手に表現して、雰囲気をしっかり作っています。また、アカデミーの演出に関する様々な賞にノミネートしてるところからもわかるように、アクションシーンは必見の迫力で、見ていて手に汗握るものになっています!
アン:アクション以外のシーンでも、絶妙な音楽やカメラワークになっているし、脚本もキャラの感情や関係などをしっかり描いて重厚でシリアスなドラマが出来上がっているわよね!
ショー:そうそう!だから、見る時はキャラの感情や関係に注目してみるとより楽しめます!
アン:キャラクター自体もとってもしっかり作られているから、よりドラマが深みのあるものに仕上がっているわ!
ショー:そうだよねー。中の人が10分くらいで作った僕らとは大違いだy
ナマコ:あのさ!君たち、僕の隠してることを言いすぎじゃない⁉︎
アン:ええー、いいじゃん別に。(聖徳太子風)
ショー:そうだよ(便乗)
ナマコ:よくないよ!全く…
アン:怒ったナマコは置いといて、私この作品を見て驚いたのよ。
ショー:なんで?
アン:本作で正義感ある警察官のジムを演じたのって…
ショー:そう。「レオン」でスタンを演じたゲイリーオールドマンだよ。すごいよね。どうしたらあんな掛け離れた二つの役演じられるんだろうね。
アン:さすが名俳優ね…
ショー:そういえば、この傷の理由を知ってるか?
アン:?
ショー:それはな…ティシュペーパーと戦って負けたからさ。
アン:もうどうツッコミいれたらいいのかわからないわ…
To Be Continued
ナマコ
ナマコ:どうも、ナマコです。何度も言いますが、レジャーに演技はとても印象に残る見事なものなので、是非ご自分でご覧になって凄みを感じてくださると嬉しいです!例によって、改善して欲しい所や紹介して欲しい映画があったら、コメントして下さると嬉しいです。
それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。